アレッポ市でシリア軍の爆撃が続くなか、ヌスラ戦線と共闘する反体制派の砲撃で住民6人が死亡(2016年5月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市のザフラー協会地区一帯を砲撃した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がアレッポ市スライマーニーヤ地区、サイイド・アリー地区、マイダーン地区、ジュマイリーヤ地区、アアザミーヤ地区、ジャービリーヤ地区、ザフラー協会地区、バロン通り一帯を砲撃し、住民6人が死亡、40人が負傷した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はまたハーン・アサル村一帯を「樽爆弾」で空爆した。

ARA News(5月1日付)によると、これに対して、シャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が、アレッポ市南部郊外のハーディル村のシリア軍を攻撃した。

このほか、ARA News(5月1日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のアフリーン市郊外カトマ村を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のムハンマディーヤ町、バイト・ナーイム村、ミスラーバー市一帯でイスラーム軍が、ラフマーン軍団などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、マルジュ・スルターン村に近いリカービーヤ農場でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ハマー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がマアーン村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、戦闘員20人を殲滅した。

シリア軍はまたアトシャーン村のヌスラ戦線拠点を激しく攻撃し、戦闘員複数を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区(マハッタ地区、カラク地区)でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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シリア軍総司令部は声明を出し、ダマスカス県およびダマスカス郊外県東グータ地方で4月30日に発効した「講和規定」を24時間延長すると発表した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、4月30日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はアレッポ県で発生し、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍による砲撃だという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は470件。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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