ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にとどまる上ムハッラム町で爆弾テロが相次いで発生し、住民10人が死亡、40人が負傷した。
爆発は2度発生、1度目は爆弾が仕掛けられた車が爆発、1度目は自爆ベルトを身につけた男性が自爆した。
実行犯の所属・身元は今のところ不明だが、4日にはダーイシュ(イスラーム国)がシャーイル石油ガス採掘所一帯で攻勢を強めていた。
一方、SANA(5月5日付)によると、シリア軍がタドムル市北西部のシャーイル石油ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。
これに対して、ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門アアマーク通信は、ダーイシュがシャーイル石油ガス採掘所を完全制圧したと発表した。
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ハマー県では、SANA(5月5日付)によると、シリア軍がハナースィル市・イスリヤー村街道で、迫撃砲などを持ち込もうとした車輌を取り押さえ、武器・弾薬を押収した。
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スワイダー県では、SANA(5月5日付)によると、シリア軍が県東部の砂漠地帯で、車で輸送されていた武器弾薬を押収した。
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アレッポ県では、ARA News(5月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つマンビジュ市内にあるダーイシュの拠点で爆発が起こり、司令官1人を含む20人以上の戦闘員が死亡した。
爆発が起きた拠点は、ダーイシュが爆弾製造施設として使用していたという。
AFP, May 5, 2016、AP, May 5, 2016、ARA News, May 5, 2016、Champress, May 5, 2016、al-Hayat, May 6, 2016、Iraqi News, May 5, 2016、Kull-na Shuraka’, May 5, 2016、al-Mada Press, May 5, 2016、Naharnet, May 5, 2016、NNA, May 5, 2016、Reuters, May 5, 2016、SANA, May 5, 2016、UPI, May 5, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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