シリア軍総司令部は声明を出し、5日のイドリブ県サルマダー市郊外の避難民キャンプに対する攻撃(『ハヤート』(5月7日付)によると28人が死亡)に関して、シリア空軍による空爆だとする一部報道を「根拠がない」と否定した。
また「一部のテロ集団が最近になって、周知の外国諸勢力の指示を受け、民間の標的を意図的に攻撃し、民間人に多くの犠牲を出し、シリア・アラブ軍に嫌疑をかけようとしている」と付言した。
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ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、5日のイドリブ県サルマダー市郊外の避難民キャンプに対する攻撃に関して、同地一帯を支配下に置くシャームの民のヌスラ戦線が地上から攻撃を加えたものだと述べ、シリア空軍による空爆だとする一部報道を否定した。
スプートニク・ニュース(5月6日付)が伝えた。
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また、ザイド・ビン・ラアド・フサイン国連人権高等弁務官は、この攻撃に関して「意図的なものである可能性が高く、戦争犯罪に値する」と非難したうえで、「一時情報はシリア政府による攻撃だとされているが…これらの情報については現在も確認中である」と述べた。
『ハヤート』(5月7日付)などが伝えた。
AFP, May 6, 2016、AP, May 6, 2016、ARA News, May 6, 2016、Champress, May 6, 2016、al-Hayat, May 7, 2016、Iraqi News, May 6, 2016、Kull-na Shuraka’, May 6, 2016、al-Mada Press, May 6, 2016、Naharnet, May 6, 2016、NNA, May 6, 2016、Reuters, May 6, 2016、SANA, May 6, 2016、Sputnik News, May 6, 2016、UPI, May 6, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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