シリア人権監視団は、地元の活動家ら得た情報として、ダーイシュ(イスラーム国)の最大拠点ラッカ市上空に無人偵察機が間断なく飛来するなか、ラッカ市で非常事態が敷かれたとする米国防総省報道官の発言とは裏腹に、ラッカ市内のダーイシュは通常通りの活動、生活を営んでいると発表した。
米国防総省のスティーブ・ウォーレン報道官は13日、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア国内の最大拠点であるラッカ市で非常事態令を発出したとの情報を得たと発表していた。
ウォーレン報道官は発表のなかで「我々には敵(ダーイシュ)が脅威を感じているということが分かっている…。彼らはシリア民主軍がシリア・アラブ同盟(SAC)とともに東西から作戦を展開していることを知っている…。ダーイシュが装備や人員を市内外に再配置しているとの報告を得ている…。つまり、ダーイシュが彼らに残された日がこれまでにも増して限られていることを理解している」と述べていた。
AFP, May 16, 2016、AP, May 16, 2016、ARA News, May 16, 2016、Champress, May 16, 2016、al-Hayat, May 17, 2016、Iraqi News, May 16, 2016、Kull-na Shuraka’, May 16, 2016、al-Mada Press, May 16, 2016、Naharnet, May 16, 2016、NNA, May 16, 2016、Reuters, May 16, 2016、SANA, May 16, 2016、UPI, May 16, 2016などをもとに作成。
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