ダマスカス郊外県でサウジアラビアが後援するイスラーム軍と、ヌスラ戦線に近いラフマーン軍などの戦闘が続くなか、双方が善意を示すとして拘束者を釈放(2016年5月21日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のミスラーバー市、バイト・サワー村一帯で、イスラーム軍と、シャームの民のヌスラ戦線に近いラフマーン軍およびフスタート軍などからなる反体制武装集団が交戦した。

イスラーム軍報道官のイスラーム・アッルーシュ大尉はツイッターのアカウントを通じて、ラフマーン軍、フスタート軍などとの戦闘停止に向けた善意を示すため、拘束中の戦闘員7人を釈放したと発表した。

これに対してラフマーン軍も声明を出し、拘束中のイスラーム軍戦闘員18人を釈放した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線が7ヶ月前に逮捕した青年の遺体をサラーキブ市の家族に返還した。

青年の遺体には拷問の跡が残っており、『ハヤート』(5月22日付)によると、サラーキブ市ではヌスラ戦線への反感がにかわに高まっているという。

AFP, May 21, 2016、AP, May 21, 2016、ARA News, May 21, 2016、Champress, May 21, 2016、al-Hayat, May 22, 2016、Iraqi News, May 21, 2016、Kull-na Shuraka’, May 21, 2016、al-Mada Press, May 21, 2016、Naharnet, May 21, 2016、NNA, May 21, 2016、Reuters, May 21, 2016、SANA, May 21, 2016、UPI, May 21, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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