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ワーイル・ナーディル・ハルキー首相がアサド大統領と会談、首相就任の宣誓を行った。
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ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、ロンドンのシリア大使館を閉鎖する決定を下し、同大使館に勤務していたマダッル・シハーダ氏をモスクワに、ヒシャーム・アストワーニー氏をダマスカス中央局に異動とした。
『ハヤート』(8月12日付)は、イドリブ県のジャルジャナーズ、ビンニシュ 、カフルニヌルなど郊外の町では、自由シリア軍を名のる反体制武装勢力ではなく、家族や地域レベルの小規模な民兵が組織され、軍・治安部隊の検問所などを襲撃、制圧していると報じた。
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『クッルナー・シュラカー』(8月11日付)は、イドリブ県マアッラト・ニウマーン市で自治を行う反体制勢力(マアッラト・ニウマーン革命指導評議会)が、市内の壁の落書き(反体制活動家が行った落書き)を消す清掃作業を行っている、と報じた。
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各紙は、在ジュネーブ国連機関シリア代表部のダーニー・バアージュ一等書記官が離反したと報じた。
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Sky News Arabic(8月11日付)は、ハーリド・サーリフ駐ナイジェリア・シリア常駐副代表が離反し、ナイジェリアを出国したと報じた。
アレッポ県では、自由シリア軍タウヒード旅団司令官のアブドゥルカーディル・サーリフなる活動家はAFP(8月11日付)に対して、反体制武装勢力がアレッポ市サラーフッディーン地区の戦略的拠点を奪還したと述べた。
しかしこの拠点がどこなのかは明らかにしなかった。
シリア人権監視団によると、アレッポ市スッカリー地区が軍・治安部隊の激しい砲撃に曝されたほか、サイフ・ダウラ地区にも砲撃が加えられた。
一方、SANA(8月11日付)によると、アレッポ市スッカリー地区、カフルハムラ村、イザーア地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討作戦を継続した。
また反体制武装勢力はアレッポ刑務所に三度目となる襲撃を行ったが、軍・治安部隊によって撃退された、という。
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ダマスカス県では、SANA(8月11日付)などが、マルジャ地区サウラ通りのジスル・ビクトリア近くの街路樹下に仕掛けられた爆弾が爆発したと報じた。
またアリー・アッバース記者(SANA国内報道局長)がジュダイダト・アルトゥーズ町で暗殺されたと報じた。
一方、地元調整諸委員会によると、タダームン区で軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦した。
またシリア革命総合委員会によると、ジャウバル区で激しい砲撃の音が聞こえた、という。
シリア人権監視団などによると、未明にはカダム区、ナフル・イーシャ地区に軍ヘリコプターが攻撃を加える一方、ダマスカス・ダルアー街道、カーブーン区などで激しい戦闘が行われた。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(8月11日付)に対して、タッル市でイフバーリーヤ・チャンネルの記者3人が10日に反体制武装勢力に拉致されたと発表した。
同代表によると、記者のうちの2人は軍・治安部隊に「従軍記者」として同行していた。
また未明にハジャル・アスワド市でシリア軍と反体制派が交戦した。
『クッルナー・シュラカー』(8月11日付)などによると、拉致されたのはヤーラー・サーリフ特派員(女性)、アッブード・タブラ・カメラマン、フサーム・アブー・ヤフヤー助手、そしてフサーム・イマード氏(運転手)。
シリア人権監視団によると、ハラスター市で激しい砲撃があった。
またダイル・アサーフィール市に対して未明に砲撃があり、3人の市民が死亡した。
このほかグータ東部で女性1人を含む2人が死亡、タッル市でも激しい砲撃があった。
一方、SANA(8月11日付)によると、反体制武装勢力が旅客バス(ボールマン)を襲撃し、乗客6人を殺害した。
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ダルアー県では、ロイター通信(8月11日付)などは、9日深夜、シリア軍がダルアー県タッル・シハーブ地方(シリア領)からタッラ(ヨルダン領)に向かって戦車などで砲撃を加え、ヨルダン軍がこれに応戦した、と報じた。
またシリア人権監視団によると、ムハッジャ村やタファス市への砲撃で女性2人を含む4人が死亡した。
一方、SANA(8月11日付)によると、シャイフ・マスキーン市で軍・治安部隊が反体制武装勢力を要撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平野地方で未明、2人の民間人が殺害された。
一方、SANA(8月11日付)によると、タイバト・イマーム市で軍・治安部隊が反体制武装勢力を要撃した。
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ヒムス県では、SANA(8月11日付)によると、クサイル地方で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を死傷させた。
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ダイル・ザウル県では、SANA(8月11日付)によると、ダイル・ザウル市で軍・治安部隊が反体制武装勢力の追跡を継続した。
レバノン軍事法廷のリヤード・アブー・ガイダー検事は、ミシェル・サマーハ元情報大臣に対する逮捕状を請求した。
またAFP(8月11日付)によると、レバノン司法当局は、サマーハ元情報大臣とシリアのアリー・マムルーク国民安全保障会議議長を「テロ未遂」で起訴したと報じた。
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レバノン・シーア派の宗教指導者、ハーニー・ファフス師とムハンマド・ハサン・アミーン師は、ジャズィーラ(8月11日付)に宛てて声明を出し、「シリア国民の革命」への支持を表明した。
ヒラリー・クリントン米国務長官はトルコを訪問し、アブドゥッラー・ギュル大統領、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相、アフメト・ダウトオール外務大臣と会談し、飛行禁止区域の設置やシリアの反体制勢力への支援などについて協議した。
会談後の記者会見で、クリントン国務長官は、アサド政権が化学兵器を使用した場合の軍事、政治、諜報面での対応などで調整を行うことにトルコ側と合意したことを明らかにする一方、シリアが「PKKやアル=カーイダのテロリスト」の拠点になることへの懸念を表明した。
さらにヒズブッラー、イラン、シリアが結びつくことはアサド政権を延命させる、との認識を示した。
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ドイツ連邦情報局(BND)のゲルハルト・シンドラー長官は、アサド政権が「体制終焉に向けたゲームが始まったことを示す複数の証拠がある」と指摘、同政権が50,000人の兵士を脱走や負傷・戦死によって失い、うち3,000人が反体制武装勢力に参加していると述べた。
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カナダのジョン・ベアード外務大臣がヨルダンを訪問し、対シリア国境にある国営のザアタリー・シリア人避難民キャンプを慰問した。
AFP, August 11, 2012、Akhbar al-Sharq, August 11, 2012、Aljazeera.net, August 11, 2012、al-Hayat, August 12, 2012、Kull-na Shurakaʼ, August 11, 2012、Naharnet.com, August
11, 2012、Reuters, August 11, 2012、SANA, August 11, 2012、Sky News Arabic,
August 11, 2012、Syria-Politic.com, August 8, 2012などをもとに作成。
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