シリア人権監視団は声明を出し、2016年5月の1ヶ月間での死者数が4,927人を記録したと発表した。
同監視団によると、死者のうち、民間人は917人(うち子供185人、女性148人)、また民間人のうち334人(子供85人、女性53人)がシリア軍とロシア軍の空爆で、101人(子供28人、女性9人)がシリア軍の砲撃・狙撃で、37人(うち子供1人)が治安当局の拷問によって死亡したという。
一方、米軍主導の有志連合の空爆による死者は39人(うち子供15人、女性3人)、ダーイシュ(イスラーム国)を含むジハード主義武装集団や反体制武装集団の砲撃による死者数は134人(うち子供27人、女性39人)、ダーイシュによる処刑者数は31人(うち子供1人、女性1人)、トルコとヨルダンの国境警備隊の狙撃による死者は11人(うち子供1人、女性1人)、適切な医療行為を受けることができなかったことが原因の死者は3人(うち子供2人)、シリア民主軍の砲撃による死者は3人、車爆弾での犠牲者は178人(うち子供8人、女性19人)、その他の狙撃、地雷の爆発などによる死者は45人(子供17人、女性23人)だという。
一方、ジハード主義武装集団、反体制武装集団、シリア民主軍のシリア人戦闘員の死者は1,150人、シリア軍兵士が584人、親政権民兵が499人、ヒズブッラー戦闘員が25人、外国人シーア派戦闘員が210人、ダーイシュ、シャームの民のヌスラ戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、トルクメン・イスラーム運動などのジハード主義武装集団などの外国人戦闘員は1,516人だという。
AFP, June 1, 2016、AP, June 1, 2016、ARA News, June 1, 2016、Champress, June 1, 2016、al-Hayat, June 2, 2016、Iraqi News, June 1, 2016、Kull-na Shuraka’, June 1, 2016、al-Mada Press, June 1, 2016、Naharnet, June 1, 2016、NNA, June 1, 2016、Reuters, June 1, 2016、SANA, June 1, 2016、UPI, June 1, 2016などをもとに作成。
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