アレッポ県では、シリア人権監視団、クッルナー・シュラカー(6月6日付)によると、アレッポ市南部郊外のハミール村一帯を戦闘機(所属明示せず)が空爆するなか、シリア軍、シリア人・外国人民兵が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦し、同村に進軍した。
ARA News(6月6日付)によると、シリア軍はこの進軍でハーン・トゥーマーン市郊外の武器燃料庫などを一時制圧したが、ファトフ軍が反撃し、これらを再奪取した。
一方、アレッポ市北部では、シリア軍ヘリコプターがアレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、カースティールー街道一帯、アルド・マッラーフ地区、ハンダラート・キャンプ一帯、フライターン市を「樽爆弾」で空爆した。
また戦闘機(所属明示せず)もフライターン市、アレッポ市サーフール地区、マルジャ地区などを空爆し、3人が死亡した。
このほか、ナハールネット(6月6日付)などによると、ヒズブッラーのハリール・アリー・サイイド・ハサン司令官がアレッポ県での戦闘で死亡した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市近郊のダーヒヤト・アサド町に反体制武装集団が撃ったと思われる迫撃砲弾が着弾し、住民2人が死亡した。
これに対し、シリア軍はハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ダイルハビーヤ村、アッバーサ農場に対して「樽爆弾」などで攻撃を加えるとともに、ダーライヤー市を地対地ミサイルと思われる砲弾で攻撃、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と同地一帯で交戦した。
シリア軍の包囲を受けるマダーヤー町から脱出しようとした男性が狙撃され、死亡した。
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ダルアー県では、SANA(6月6日付)によると、シリア軍がダルアー氏バジャービジャ地区西部などでシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
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クナイトラ県では、SANA(6月6日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がバアス市を砲撃し、3人が負傷した。
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クッルナー・シュラカー(6月7日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市北部の武装集団の武器庫が爆発し、1人が死亡した。
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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月6日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。
停戦違反はダマスカス郊外県、ダマスカス県マサーキン・バルザ地区でのイスラーム軍による砲撃だったという。
米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は640件。
AFP, June 6, 2016、AP, June 6, 2016、ARA News, June 6, 2016、Champress, June 6, 2016、al-Hayat, June 7, 2016、Iraqi News, June 6, 2016、Kull-na Shuraka’, June 6, 2016、June 7, 2016、al-Mada Press, June 6, 2016、Naharnet, June 6, 2016、NNA, June 6, 2016、Reuters, June 6, 2016、SANA, June 6, 2016、UPI, June 6, 2016などをもとに作成。
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