アレッポ県では、『ハヤート』(6月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、有志連合の空爆支援を受け、マンビジュ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、同市南部2キロ、東部7キロの地点まで進軍した。
ARA News(6月8日付)によると、シリア民主軍は、マンビジュ市に隣接するマンクーバ村を制圧し市北東部に、またカナート・シャフ・タッバーシュ村を制圧し同市東部に到達、7日晩から8日深夜にかけて、ダーイシュが撤退したマンビジュ市郊外の複数の地区への進軍を開始したという。
シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、シリア民主軍に三方を包囲されたマンビジュ市で、ダーイシュが住民に、西方の支配地域(バーブ市方面)への避難を認め、数千人が市外に退去した。
ダーイシュは当初は、マンビジュ市民の市外への退去を禁じていたという。
なお、シリア人権監視団によると、シリア民主軍は現在、58カ村・農場を制圧、モロッコ人司令官を含むダーイシュ戦闘員30人以上を殺害、またダーイシュとの戦闘でシリア民主軍隊員12人が戦死、民間人25人が死亡している。
『ハヤート』(6月8日付)によると、マンビジュ市は2011年以前は人口12万人を擁したが、シリア民主軍によるマンビジュ解放作戦開始時には2万人に減少していたという。
AFP, June 7, 2016、AP, June 7, 2016、ARA News, June 7, 2016、June 8, 2016、Champress, June 7, 2016、al-Hayat, June 8, 2016、Iraqi News, June 7, 2016、Kull-na Shuraka’, June 7, 2016、al-Mada Press, June 7, 2016、Naharnet, June 7, 2016、NNA, June 7, 2016、Reuters, June 7, 2016、SANA, June 7, 2016、UPI, June 7, 2016などをもとに作成。
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