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ロシア訪問中のネタニヤフ首相「衰退したシリアがイスラエル攻撃の拠点とならないようにするため行動する」(2016年6月8日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は訪問中のモスクワでロシアのユダヤ教法曹界の代表ら(ラヴィのベレル・ラザル師ら)と会談した。

会談でネタニヤフ首相は、「シリアなど我が国の周辺諸国の多くが衰退した。それゆえ、我々には新たな措置が必要だ」と述べた。

アサド大統領の進退に関して、ネタニヤフ首相は「我々はこの問題には干渉しない」としたうえで、「我々はシリアがイスラエル攻撃の拠点とならないようにするため行動する。シリア軍、イラン軍、ヒズブッラー、イスラーム過激派による攻撃を抑止するだけでなく、シリアには余るほど多くの敵がいる」と述べた。

そのうえで「我が国の政策は、我々に対する攻撃を抑止するのに必要なすべての措置を講じることを必要としている。我々は常にこうしたニーズに基づいて行動する」と付言した。

AFP, June 8, 2016、AP, June 8, 2016、ARA News, June 8, 2016、Champress, June 8, 2016、al-Hayat, June 9, 2016、Iraqi News, June 8, 2016、Kull-na Shuraka’, June 8, 2016、al-Mada Press, June 8, 2016、Naharnet, June 8, 2016、NNA, June 8, 2016、Reuters, June 8, 2016、SANA, June 8, 2016、UPI, June 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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