シリア人権監視団によると、トルコ軍国境警備隊がトルコ領内に越境しようとしていたシリア人難民少なくとも11人を射殺した。
トルコ軍国境警備隊が射殺したのは、女性2人、子供4人で、イドリブ県ヒルバト・ジャウズ村に近い国境を越えて、トルコ領内に入ろうとしていた。
しかし、クッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、トルコ外務省報道官は声明を出し、トルコ軍国境警備隊がシリア人に対して直接、意図的に発砲していないと発表、これを否定した。
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これに関して、イスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立のサミーラ・ムサーラマ副代表が声明を出し、「トルコ軍の命令は…不法入国を試みるシリア人に対する警告のための発砲だけだったことを承知している」としつつ、無差別発砲を「恐るべき悲劇」と非難、「友好国であるトルコ政府」に対して事件の調査を行うよう求めた。
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また、シャーム自由人イスラーム運動は、トルコ軍国境警備隊による発砲に遺憾の意を表明、「両国国境で活動する密輸業者にこうした痛ましい事件の責任の一端がある」と非難した。
AFP, June 19, 2016、AP, June 19, 2016、ARA News, June 19, 2016、Champress, June 19, 2016、al-Hayat, June 20, 2016、Iraqi News, June 19, 2016、Kull-na Shuraka’, June 19, 2016、al-Mada Press, June 19, 2016、Naharnet, June 19, 2016、NNA, June 19, 2016、Reuters, June 19, 2016、SANA, June 19, 2016、UPI, June 19, 2016などをもとに作成。
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