ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、砂漠の鷹旅団などの人民防衛諸集団がロシア軍の航空支援を受け、タブカ市・ラサーファ村・イスリヤー村分岐点一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍広報局によると、サウラ油田および同油田団地を制圧、タブカ市約10キロの地点まで到達した。
また戦闘機(所属明示せず)が、タブカ市新市街および旧市街を空爆し、女性2人を含む住民10人とダーイシュ戦闘員8人が死亡した。
空爆は新市街の第1地区、第2地区、第3地区、旧市街、スワイディーヤ村(タブカ市北方)に対して18回以上にわたって行われ、多くの住民が避難を開始したという。
なお、クッルナー・シュラカー(6月19日付)によると、タブカ市空爆はロシア軍戦闘機によって行われ、10人が死亡、35人以上が負傷したという。
ARA News(6月19日付)によると、これに対しダーイシュは、ラッカ市・イスリヤー村街道のシリア軍検問所に対して爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、兵士複数が死傷した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米軍主導の有志連合の航空支援を受け、包囲下のマンビジュ市に向けて進軍を続け、同市2キロの地点まで到達した。
シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会によると、シリア民主軍はマンビジュ市近郊のヤースティー村、アイン・ナヒール村を制圧したという。
一方、ARA News(6月19日付)によると、ハムザ旅団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、ドゥーディヤーン村、ヤーン・ヤバーン村を奪還した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米軍主導の有志連合と思われる戦闘機がマヤーディーン市内のユーフラテス川にかかる橋に設置された検問所を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員2人が死亡した。
その後、ダーイシュは同市内外に配置していた検問所を撤収、また市内の交通警察も撤退した。
一方、SANA(6月19日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南西部パノラマ交差点一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
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スワイダー県では、SANA(6月19日付)によると、シリア軍がラジャム・ダウラ村、アスファル丘一帯、マシュバク・ワドヤーン地区のダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。
AFP, June 19, 2016、AP, June 19, 2016、ARA News, June 19, 2016、Champress, June 19, 2016、al-Hayat, June 20, 2016、Iraqi News, June 19, 2016、Kull-na Shuraka’, June 19, 2016、al-Mada Press, June 19, 2016、Naharnet, June 19, 2016、NNA, June 19, 2016、Reuters, June 19, 2016、SANA, June 19, 2016、UPI, June 19, 2016などをもとに作成。
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