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ロシア軍のゲラシモフ参謀総長「シリア情勢で忍耐が尽きたのは米国ではなく我々だ」(2016年6月20日)

ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は「シリア情勢で忍耐が尽きたのは米国ではなく我々の方だ」と述べ、15日のジョン・ケリー米国務長官の発言を批判した。

ゲラシモフ参謀総長はまた「ロシア国防省は米国側にダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線の拠点がある場所のデータを提供しているが、米国側は今もなお、彼らが言うところの反体制派とテロリストを区別できておらず、そのことでテロリストは力を復活させ、シリア情勢を緊張させている」と指摘した。

ケリー米国務長官は15日、「ロシアは我々の忍耐にきりがない訳でないことを理解しなければならない。事実、アサドへの処罰が行われるかどうかについて、我々の忍耐には限度がある」と述べていた。

AFP, June 20, 2016、AP, June 20, 2016、ARA News, June 20, 2016、Champress, June 20, 2016、al-Hayat, June 21, 2016、Iraqi News, June 20, 2016、Kull-na Shuraka’, June 20, 2016、al-Mada Press, June 20, 2016、Naharnet, June 20, 2016、NNA, June 20, 2016、Reuters, June 20, 2016、SANA, June 20, 2016、UPI, June 20, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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