アレッポ県では、SNN(7月5日付)によると、シリア軍戦闘機がアレッポ市フルワーニーヤ地区、マルジャ地区、マアスラーニーヤ地区、マアーディー地区、サーリヒーン地区、アシュラフィーヤ地区、バーブ街道地区、ブアイディーン地区、マイサル地区、ジャンドゥール地区、ハラク地区、アイン・タッル地区、マサーキン・ハナーヌー地区、サーフール地区、ハイダリーヤ地区、フライターン市、アナダーン市、カフルハムラ村、マアーッラト・アルティーク村、ヤーキド・アダス村、アルド・マッラーフ地区、カースティールー街道一帯を50回以上にわたり空爆した。
またアレッポ市ハーリディーヤ地区、バニー・ザイド地区、サイフ・ダウラ地区、イザーア地区ではシリア軍と反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、シャームの民のヌスラ戦線)が交戦を続けた。
これに関連して、シリア人権監視団は、アレッポ市北西部ライラムーン地区とアルド・マッラーフ地区で、シャームの民のヌスラ戦線のサウジアラビア人戦闘員とシリア人戦闘員の2人が進軍するシリア軍部隊に対して自爆攻撃を行ったと発表した。
このうちアルド・マッラーフ地区で自爆攻撃を行ったサウジアラビア人戦闘員は車いすを使用しており、障害者だと思われるという。
一方、アレッポ市南部郊外一帯では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員、シリア人・外国人民兵が、ヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、シャーム自由人イスラーム運動などからなる「新生ファトフ軍」とハーディル村一帯で交戦した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がマイダアー町一帯を空爆、シリア軍がジハード主義武装集団と交戦の末に同地の大部分を制圧した。
また、SANA(7月5日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに東グータ地方マイダアー町一帯で反体制武装集団と交戦し、同地郊外の農場地帯と建物複数棟を制圧した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・シャルシューフ村一帯およびムルーク軍事基地一帯でシリア軍がジハード主義武装集団と交戦した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッルズィーター村で大きな爆発が発生し、ジハード主義武装集団に所属する戦闘員6人が死亡した。
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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、7月3日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。
停戦違反はダマスカス郊外県で発生し、イスラーム軍が砲撃を行ったという。
米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は754件。
AFP, July 5, 2016、AP, July 5, 2016、ARA News, July 5, 2016、Champress, July 5, 2016、al-Hayat, July 6, 2016、Iraqi News, July 5, 2016、Kull-na Shuraka’, July 5, 2016、al-Mada Press, July 5, 2016、Naharnet, July 5, 2016、NNA, July 5, 2016、Reuters, July 5, 2016、SANA, July 5, 2016、SNN, July 5, 2016、UPI, July 5, 2016などをもとに作成。
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