シリア人権監視団は、7月6日から8日までのイード・アル=フィトル期間中に民間人155人(うち子供48人、女性33人)が死亡したと発表した。
このうちシリア軍とロシア軍の空爆による犠牲者は54人(うち子供14人、女性11人)、シリア軍による砲撃による犠牲者は5人(うち子供2人、女性1人)、ダーイシュ(イスラーム国)やそのほかのジハード主義武装集団を含む反体制武装集団の砲撃による犠牲者は47人(うち子供17人、女性14人)、米軍主導の有志連合の空爆による犠牲者は9人(うち子供3人、女性2人)、ダーイシュに処刑された犠牲者は6人(うち女性1人)、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の狙撃で死亡した犠牲者は3人、シリア治安当局の拷問で死亡した犠牲者は1人、治療を受けられず死亡した犠牲者は1人(子供)、自爆ベルトの爆発に巻き込まれて死亡した犠牲者は10人(うち子供5人、女性1人)、地雷などの爆発で死亡した犠牲者は19人(うち子供6人、女性3人)だという。
なお、7月6日に終わったラマダーン月の民間人死者数は、シリア人権監視団によると、1,138人(うち子供249人、女性123人)だった。
このうちシリア軍、ロシア軍による空爆での犠牲者は655人(うち子供155人、女性76人)、シリア軍の砲撃による犠牲者は108人(うち子供24人、女性15人)、シリア治安当局の拷問による犠牲者は26人、ダーイシュの処刑による犠牲者は45人(うち女性3人)、有志連合の空爆による犠牲者は35人(うち子供20人、女性12人)、ダーイシュやそのほかのジハード主義武装集団を含む反体制武装集団の攻撃による犠牲者は98人(うち子供14人、女性20人)、トルコ軍国境警備隊の狙撃による犠牲者は17人(うち子供5人、女性3人)、自爆攻撃による犠牲者は44人(うち子供5人、女性2人)、医療行為を受けられず死亡した犠牲者は4人(うち子供1人、女性1人)、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による攻撃での犠牲者は14人(うち子供2人)などだった。
なお、シリア軍はイード・アル=フィトル期間中、講和規定を適用し、全土での戦闘を停止すると宣言していた。
AFP, July 9, 2016、AP, July 9, 2016、ARA News, July 9, 2016、Champress, July 9, 2016、al-Hayat, July 10, 2016、Iraqi News, July 9, 2016、Kull-na Shuraka’, July 9, 2016、al-Mada Press, July 9, 2016、Naharnet, July 9, 2016、NNA, July 9, 2016、Reuters, July 9, 2016、SANA, July 9, 2016、UPI, July 9, 2016などをもとに作成。
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