アレッポ市東部の反体制武装集団支配地域の閉鎖に成功したシリア軍が同市北西部での進軍し閉鎖強化をめざすなか、国連はアレッポ市住民に退避を呼びかける(2016年7月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市北部のカースティールー街道の封鎖に成功したシリア軍が、同市北西部のライラムーン地区郊外に進軍し、シャームの民のヌスラ戦線、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室などからなる反体制武装集団と交戦、同地のSADCOP工場を含むビル複数棟を制圧、カースティールー街道に続くライラムーン交差点に迫った。

シリア軍がライラムーン交差点を掌握すれば、カースティール街道は、アルド・マッラーフ地区南部だけでなく、ライラムーン地区でも封鎖されることになる。

シリア軍はまたアルド・マッラーフ地区一帯、アレッポ市バニー・ザイド地区でも反体制武装集団と交戦したほか、戦闘機(所属明示せず)が同地やカフルハムラ村を空爆した。

Southfront.org, July 9, 2016

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国連のアレサンドラ・ヴェルチ(Alessandra Vellucci)報道官はスイスの首都ジュネーブでの定例会見で、アレッポ市内でのシリア軍と反体制武装集団の戦闘激化に懸念を表明、人道支援物資搬入と住民避難を呼びかけた。

AFP, July 12, 2016、AP, July 12, 2016、ARA News, July 12, 2016、Champress, July 12, 2016、al-Hayat, July 13, 2016、Iraqi News, July 12, 2016、Kull-na Shuraka’, July 12, 2016、al-Mada Press, July 12, 2016、Naharnet, July 12, 2016、NNA, July 12, 2016、Reuters, July 12, 2016、SANA, July 12, 2016、UPI, July 12, 2016などをもとに作成。

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