トルコ国内でのクーデタ未遂事件にもかかわらず、米主導の有志連合によるシリア領内での爆撃回数に減少は見られず(2016年7月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月15日~17日までの3日間のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

7月15日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ラッカ市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(9回)、マーリア市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

7月16日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(7回)に対して攻撃が行われた。

7月17日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回で、ブーカマール市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(11回)に対して攻撃が行われた。

なお、7月15日深夜から16日未明にかけて、トルコ国内では軍事クーデタ未遂事件が発生し、シリア領内でのダーイシュ拠点への空爆に使用されているインジルリク空軍基地が16、17日の2日にわたって使用中止となっていた。

AFP, July 18, 2016、AP, July 18, 2016、ARA News, July 18, 2016、Champress, July 18, 2016、al-Hayat, July 19, 2016、Iraqi News, July 18, 2016、Kull-na Shuraka’, July 18, 2016、al-Mada Press, July 18, 2016、Naharnet, July 18, 2016、NNA, July 18, 2016、Reuters, July 18, 2016、SANA, July 18, 2016、UPI, July 18, 2016などをもとに作成。

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