アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市北部のカースティールー街道を完全制圧したシリア軍がパレスチナ人の民兵組織クドス旅団などとともに、同地の支配とアレッポ市東部の反体制武装集団支配地域への包囲を強化するため、同市北部のハンダラート・キャンプ一帯でアレッポ・ファトフ軍作戦司令室などからなる反体制武装集団と交戦、また戦闘機(所属明示せず)が同地を空爆した。
戦闘機はまた、アレッポ市フルワーニーヤ地区、バーブ街道地区などの反体制武装集団支配地域への空爆を継続し、子供2人を含む12人が死亡したほか、アレッポ市北東部のアターリブ市一帯に対しても空爆を行った。
ARA News(7月19日付)によると、アターリブ市に対して空爆を行ったのはロシア軍で、これにより多数の住民が死傷したという。
ARA News(7月19日付)によると、シリア軍とロシア軍の戦闘機はさらに、アレッポ市サーフール地区、カーティルジー地区、バーブ・ナイラブ地区、フィルドゥース地区、サーリヒーン地区、マシュハド地区を空爆・砲撃し、数十人が死亡したという。
一方、ARA News(7月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるタッル・リフアト市を反体制武装集団が砲撃した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハラスター市、バイト・サワー村、ドゥーマー市一帯を空爆し、住民10人が死亡した。
一方、SANA(7月19日付)によると、イスラーム軍がハラスター市郊外を砲撃し、1人が死亡、5人が負傷した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、キンサッバー町一帯で、シリア軍、砂漠の鷹旅団などのシリア人・外国人民兵が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる「ヤルムークの戦い」作戦司令室と交戦した。
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イドリブ県では、ARA News(7月19日付)によると、ファトフ軍がフーア市、カファルヤー町を砲撃した。
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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、7月18日に3件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。
停戦違反はダマスカス郊外県で発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。
AFP, July 19, 2016、AP, July 19, 2016、ARA News, July 19, 2016、Champress, July 19, 2016、al-Hayat, July 20, 2016、Iraqi News, July 19, 2016、Kull-na Shuraka’, July 19, 2016、al-Mada Press, July 19, 2016、Naharnet, July 19, 2016、NNA, July 19, 2016、Reuters, July 19, 2016、SANA, July 19, 2016、UPI, July 19, 2016などをもとに作成。
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