クッルナー・シュラカー(7月21日付)は、複数の活動家がSNSなどを通じて拡散している情報などをもとに、米国が支援する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動メンバーがパレスチナ人の少年を処刑した件に関して、少年が捕らえられた際に所持していた身分証明書には「1997年生まれ」と書かれており、実際には19歳だった可能性があると伝えた。
ヌールッディーン・ザンキー運動によって殺害された少年アブドゥッラー・イーサー氏は、ヒムス市生まれの12歳(殺害当初は「6歳にも満たない」とされていた)とされていた。
だが、イーサー氏は、パレスチナ人の民兵組織であるクドス旅団に従軍し、「1997年生まれ」、「ロシア製ライフル所持」などと書かれた空軍情報局特殊作戦課の身分証明書を所持していたという。
また、イーサー氏のガール・フレンドだというローリー・アラモーラを名のる人物によると、彼はパレスチナ人ではなく、シリア人で、子供のように見えるのは、彼が先天性小球性溶血性貧血(サラセミア)を煩っていたためだという。
AFP, July 21, 2016、AP, July 21, 2016、ARA News, July 21, 2016、Champress, July 21, 2016、al-Hayat, July 22, 2016、Iraqi News, July 21, 2016、Kull-na Shuraka’, July 21, 2016、al-Mada Press, July 21, 2016、Naharnet, July 21, 2016、NNA, July 21, 2016、Reuters, July 21, 2016、SANA, July 21, 2016、UPI, July 21, 2016などをもとに作成。
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