カーター米国防長官「ヨルダンからシリア領内のダーイシュを攻撃する機会を検討している」(2016年7月27日)

アシュトン・カーター米国防長官は、米軍主導の有志連合が、南部、すなわちヨルダンからシリア領内で活動するダーイシュ(イスラーム国)を攻撃することを検討していると述べた。

ノースカロライナ州フォートブラッグ市を訪問中のカーター国防長官は「現在我々が行っている取り組みを強化するかたちで南部からダーイシュに圧力をかける機会を検討している」と述べた。

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駐イラク米軍報道官のクリス・ガーヴァー大佐はアレッポ県マンビジュ市北部のトゥーハール村に対する有志連合の空爆で民間人50人以上が死亡した件に関して、事件について正式に調査を開始するに十分な信頼できる情報を得たと述べ、調査開始を宣言した。

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シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は国連事務総長および安保理議長に書簡を提出し、そのなかで米軍主導の有志連合がダイル・ザウル県内の石油・ガス関連の施設はインフラを空爆で破壊するとともに、シリア領空を飛行する民間航空機の活動を妨害していると報告、これを非難した。

AFP, July 27, 2016、AP, July 27, 2016、ARA News, July 27, 2016、Champress, July 27, 2016、al-Hayat, July 28, 2016、Iraqi News, July 27, 2016、Kull-na Shuraka’, July 27, 2016、al-Mada Press, July 27, 2016、Naharnet, July 27, 2016、NNA, July 27, 2016、Reuters, July 27, 2016、SANA, July 27, 2016、UPI, July 27, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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