米中央軍は2015年7月28日から2016年4月29日までの約9ヶ月間で米空軍がシリアとイラク領内でのダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して実施した空爆による民間人の被害に関する調査結果を発表した。
それによると、同期間中に米軍の空爆で死亡した両国民間人は14人で、このうちシリア人は3人だけ。
民間人犠牲者の内訳は以下の通り:
2015年7月28日、イドリブ市近郊での「ホラサン」幹部を狙った空爆で3人が死亡。
2016年2月15日、カーイム市(イラク)近郊でダーイシュ支配地域に対する空爆で3人が死亡。
2016年2月16日、モスル市(イラク)近郊でダーイシュ支配地域に対する空爆で1人が死亡。
2016年4月5日、モスル市のダーイシュ拠点に対する空爆で3人が死亡。
2016年4月26日、シャルカート村(イラク)でのダーイシュ序点に対する空爆で1人が死亡。
2016年4月29日、モスル市のダーイシュ拠点に対する空爆で3人が死亡。
この発表が真実だとすると、この期間中に米軍によるシリア領内でのダーイシュに対する空爆では民間人の犠牲者は1人も出ていないことになる。
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米中央軍(CENTCOM)は、7月27日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。
同発表によると、有志連合はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は14回で、ブーカマール市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(9回)、マーリア市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。
AFP, July 28, 2016、AP, July 28, 2016、ARA News, July 28, 2016、Champress, July 28, 2016、al-Hayat, July 29, 2016、Iraqi News, July 28, 2016、Kull-na Shuraka’, July 28, 2016、al-Mada Press, July 28, 2016、Naharnet, July 28, 2016、NNA, July 28, 2016、Reuters, July 28, 2016、SANA, July 28, 2016、UPI, July 28, 2016などをもとに作成。
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