米国や英国の支援を受け、シリア南東部(対イラク国境地帯など)で活動を行う「新シリア軍」の主力を構成するアサーラ・ワ・タンミヤ戦線は、新シリア軍から離脱すると発表した。
アサーラ・ワ・タンミヤ戦線事務局が発表した声明によると、離脱は「新シリア軍」と戦線の方針の違いによるもので、戦線は離脱後も引き続きシリア南東部での支援国からの後援を受け活動を続けるという。
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アサーラ・ワ・タンミヤ戦線は2014年半ばにダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル県で勢力を拡張したのを受け、シリア西部に逃走した武装集団の一つ。
2014年8月には、東部獅子軍をなのる連合組織の結成を主導、同連合はダマスカス郊外県などでシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動といったイスラーム過激派と共闘している。
また2015年11月、米国の教練を受けた「穏健な反体制派」とともに「新シリア軍」を結成、同組織を主導してきた。
AFP, August 4, 2016、AP, August 4, 2016、ARA News, August 4, 2016、Champress, August 4, 2016、al-Hayat, August 5, 2016、Iraqi News, August 4, 2016、Kull-na Shuraka’, August 4, 2016、al-Mada Press, August 4, 2016、Naharnet, August 4, 2016、NNA, August 4, 2016、Reuters, August 4, 2016、SANA, August 4, 2016、UPI, August 4, 2016などをもとに作成。
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