ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣とドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー外務大臣はロシアのエカテリンブルグ市で会談した。
会談後の記者会見で、ラブロフ外務大臣は、反体制武装集団がアレッポ市での人道停戦に乗じて、戦列を建て直し、武器を入手しようとしていると批判し、午前10時から午後1時までの3時間という限定的な人道停戦の時間延長を行う意思はないことを明らかにした。
またトルコ・シリア国境に人道支援のための経路を確保する必要があると強調、このことに関してトルコ政府との間で国境を通じた人道支援を国際監視下に置くことで相互理解に達していることを明らかにした。
この問題は、ヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会談で意見が交わされたという。
**
ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は、ロシアと米国がアレッポ市での「合同作戦」を開始しようとしていると述べた。
ショイグ国防大臣はテレビのインタビューで「ロシアは米国ときわめて活発な協議を行っている。我々は一歩一歩、計画実現に近づいている。私はアレッポの問題についてのみ話をしているのだが、米国は我々とともにアレッポで和平を実現するための「戦い」を開始することを許すだろう。これによって住民は係争地にある自宅に戻ることができる」と述べたうえで、米国との協議がスイスのジュネーブ、ヨルダンのアンマンなどで行われていることを明らかにした。
AFP, August 15, 2016、AP, August 15, 2016、ARA News, August 15, 2016、Champress, August 15, 2016、al-Hayat, August 16, 2016、Iraqi News, August 15, 2016、Kull-na Shuraka’, August 15, 2016、al-Mada Press, August 15, 2016、Naharnet, August 15, 2016、NNA, August 15, 2016、Reuters, August 15, 2016、SANA, August 15, 2016、UPI, August 15, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…