シリア軍は米軍のスクランブルにもかかわらずハサカ市内の西クルディスタン移行期民政局支配地域を夜間爆撃する一方、YPGは市内で支配地域を拡大(2016年8月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市内で国防隊と西クルディスタン移行期民政局アサーイシュで散発的に戦闘が発生、緊張状態が続いた。

また、ARA News(8月19日付)によると、有志連合戦闘機複数機がハサカ市上空を旋回し続けたが、夜になってこれらの戦闘機が帰還すると、シリア軍戦闘機が午後10時頃に飛来し、ハサカ市南部の東ヌシューワ地区、グワイラーン地区や、国防隊とアサーイシュが戦闘を続ける市の中心街を空爆を再開したという。

なお、ARA News(8月19日付)によると、人民防衛隊はこの戦闘で、国防隊が掌握していた市内の郵便局、学芸員専門学校、ズフール地区を制圧し、支配地域を拡大した。

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ハサカ県のムハンマド・ズアール・アリー県知事はシリア・アラブ・テレビ(8月19日付)のインタビューに応じ、そのなかで、西クルディスタン移行期民政局に対してハサカ市での戦闘停止に向けたシリア軍との交渉に応じるよう呼びかけた。

AFP, August 19, 2016、AP, August 19, 2016、ARA News, August 19, 2016、Champress, August 19, 2016、al-Hayat, August 20, 2016、Iraqi News, August 19, 2016、Kull-na Shuraka’, August 19, 2016、al-Mada Press, August 19, 2016、Naharnet, August 19, 2016、NNA, August 19, 2016、Reuters, August 19, 2016、SANA, August 19, 2016、August 20, 2016、UPI, August 19, 2016などをもとに作成。

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