クッルナー・シュラカー(2月16日付)は、複数の消息筋の話として、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣からの辞任を発表していたアスアド・ムスタファー国防大臣が辞意を撤回したと報じた。
同報道は、辞意撤回の理由は不明としつつ、外国の圧力によるものではないと断じた。
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自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)はビデオ声明を出し、サリーム・イドリース参謀長を解任し、参謀副長のアブドゥルイラーフ・バシール准将を後任の参謀長に任命したと発表した。
またバシール准将の参謀長就任を受け、ハイサム・アスィーフィー大佐が副参謀長に任命された。
ビデオ声明は、カースィム・サアドッディーン大佐によって読み上げられた。
バシール新参謀長はクナイトラ県出身で、2012年に離反した。
クッルナー・シュラカー(2月16日付)などによると、イドリース参謀長の解任は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣のアスアド・ムスタファー国防大臣の辞意撤回の条件だったという。
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『ハヤート』(2月17日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長がイドリブ県に潜入し、シリア革命家戦線の戦闘員らに「高性能兵器が至急、あなたがたに供与され、我々は、腐敗した犯罪者であるこの体制からシリア全土を解放するだろう」と述べ、武器供与を約束したと報じた。
ジャルバー議長はシリア革命家戦線のジャマール・マアルーフ氏に連れられイドリブ県内を視察、「我々は、アサドがその一部としてとどまるような政治的解決に満足することはできない。我々が建設しようとしている自由シリアに犯罪者の居場所などない」と述べた。
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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、レバノンのタマーム・サラーム新内閣の閣僚人選の完了に関して、祝辞を述べるとともに、シリア領内からのヒズブッラーの戦闘員の撤退に関して閣議決定することを求めた。
AFP, February 16, 2014、AP, February 16, 2014、Champress, February 16, 2014、al-Hayat, February 17, 2014、Iraqinews.com, February 16, 2014、Kull-na Shuraka’, February 16, 2014、Naharnet, February 16, 2014、NNA, February 16, 2014、Reuters, February 16, 2014、Rihab News, February 17, 2014、SANA, February 16, 2014、
Shabakat Sham al-Ikhbariya, February 16, 2014、UPI, February 16, 2014などをもとに作成。
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