アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市バーブ・ナスル地区、アンサーリー地区、ブスターン・カスル地区、バーブ・ナイラブ地区、マイサル地区、カルム・タッラーブ地区、ジスル・ハッジ地区を「樽爆弾」で空爆、戦闘機(所属明示せず)アレッポ市スッカリー地区、マルジャ地区などを空爆し、女性5人、子供1人を含む10人が死亡した。
またシリア軍、パレスチナ人からなるクドス旅団は、アレッポ市北部のハンダラート・キャンプ一帯でジハード主義武装集団と交戦、戦闘機(所属明示せず)が同地一帯やアレッポ市シュカイイフ地区を空爆した。
このほか、アレッポ市西部郊外のジャンナート・サラーマ村が空爆を受け、アレッポ市ライラムーン地区がシリア軍の砲撃いを受け、子供1人が死亡した。
一方、SANA(9月20日付)によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部から住民数十世帯が、シリア軍が設置した回廊を通じて、西クルディスタン移行期民政局支配下のシャイフ・マクスード地区方面に避難した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区の菓子工場、電力機構一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、カフルバトナー町では、戦闘機(所属明示せず)が空爆、シリア軍も同地を砲撃した。
またフーシュ・ナスリー村一帯では、シリア軍、親政権民兵がジハード主義武装集団と交戦した。
一方、SANA(9月20日付)によると、シリア軍がダイルハビーヤ村一帯、ムカイラビーヤ、市一帯で、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなる反体制武装集団と交戦した。
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ヒムス県では、AFP(9月20日付)によると、シリア軍がタルビーサ市を砲撃した。
一方、SANA(9月20日付)によると、シリア軍がラスタン市、タルビーサ市、イッズッディーン村、マクラマ村、アスィーラ村、ザアフラーナ村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の拠点を空爆した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がスーラーン市、ザカート村、ラターミナ町、カフルズィーター市を空爆した。
一方、SANA(9月20日付)によると、シリア軍が、カフルヌブーダ町、アトシャーン村、スカイク村、ムーリク市、マアーン村一帯、カウカブ村、スーラーン市、ウンム・ハーラタイン村、ナースィリーヤ丘、バッザーム丘、フワイル渓谷でファトフ軍の拠点を空爆した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がファトフ軍の支配下にあるサルキーン市、タマーニア町などを空爆した。
また、ARA News(9月20日付)によると、サラーキブ市・マアッラト・ヌウマーン市街道でシャーム自由人イスラーム運動のメンバーが乗った車が爆発し、乗っていたメンバー5人が死亡、4人が負傷した。
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ダルアー県では、SANA(9月20日付)によると、シリア軍がダルアー市アルバイーン地区などで反体制武装集団と交戦した。
AFP, September 20, 2016、AP, September 20, 2016、ARA News, September 20, 2016、Champress, September 20, 2016、al-Hayat, September 21, 2016、Iraqi News, September 20, 2016、Kull-na Shuraka’, September 20, 2016、al-Mada Press, September 20, 2016、Naharnet, September 20, 2016、NNA, September 20, 2016、Reuters, September 20, 2016、SANA, September 20, 2016、UPI, September 20, 2016などをもとに作成。
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