シャーム自由人イスラーム運動のシャリーア評議会は声明を出し、同戦線およびその同盟者がトルコ軍と連携し、それを支援することを認める「ファトワー」を発した。
トルコ軍との連携支援の根拠として、ファトワーは①「ハワーリジュ派の支配」、すなわちダーイシュ(イスラーム国)によるアレッポ県北部の支配を終わらせること、②ダーイシュが支配していた地域が「シャームの民」に敵対するPKK(クルディスタン労働者党)、PYD(人民防衛隊)の手に落ちないよう、代わりの「イスラーム的」勢力が必要とされている、という2点をあげている。
一方、「ユーフラテスの盾」作戦への米軍特殊部隊の参加に関しては、実態を明らかにしたうえで、別途ファトワーを発するとしている。
シャーム自由人イスラーム運動は、イドリブ県、アレッポ市西部一帯、ダマスカス郊外県などで、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と共闘関係にある。
AFP, September 20, 2016、AP, September 20, 2016、ARA News, September 20, 2016、Champress, September 20, 2016、al-Hayat, September 21, 2016、Iraqi News, September 20, 2016、Kull-na Shuraka’, September 20, 2016、al-Mada Press, September 20, 2016、Naharnet, September 20, 2016、NNA, September 20, 2016、Reuters, September 20, 2016、SANA, September 20, 2016、UPI, September 20, 2016などをもとに作成。
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