シャーム自由人イスラーム運動とシャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)は共同声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動とジュンド・シャーム機構の対立を解消することで合意したと発表した。
両組織がSNSを通じて発表した手書きの声明文によると、合意は、①即時戦闘停止、②双方が封鎖したすべての街道の開放、③双方が拘束したすべての捕虜の24時間以内の釈放、④ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがある個人を裁くための司法委員会の設置などを骨子としている。
なお、9日に、ジュンド・アクサー機構がシャーム・ファトフ戦線に「バイア」(忠誠)を誓ったとの声明が発表されたことを受けて、ジュンド・アクサー機構は解体され、シャーム・ファトフ戦線に吸収合併されたものとされ、合意はシャーム・ファトフ戦線とシャーム自由人イスラーム運動によって履行されるという。
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なおこれに先立ち、クッルナー・シュラカー(10月10日付)によると、イドリブ県サラーキブ市近郊に設置されたシャーム自由人イスラーム運動の検問所の前で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、メンバー4人が死亡した。
実行犯の所属は不明。
ただし、ARA News(10月10日付)によると、攻撃を行ったのはジュンド・アクサー機構の戦闘員だという。
一方、シャーム自由人イスラーム運動は、ジュンド・アクサー機構との戦闘の末にヒーシュ村、ムサイビーン村を制圧したと発表した。
AFP, October 10, 2016、AP, October 10, 2016、ARA News, October 10, 2016、Champress, October 10, 2016、al-Hayat, October 11, 2016、Iraqi News, October 10, 2016、Kull-na Shuraka’, October 10, 2016、al-Mada Press, October 10, 2016、Naharnet, October 10, 2016、NNA, October 10, 2016、Reuters, October 10, 2016、SANA, October 10, 2016、UPI, October 10, 2016などをもとに作成。
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