ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部一帯で、ジュンド・アクサー機構を吸収合併したシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘の末、マアーン村を制圧し、バッザーム丘一帯で進軍を続けた。
これに関して、SANA(10月13日付)も、シリア軍が予備部隊とともに県北部のマアーン村に対して特殊作戦を敢行、同地の治安と安定を回復したと伝えた。
SANAによると、シリア軍はまた、タイバト・イマーム市およびその一帯、スーラーン市およびその北東部、マアルダス村、ムーリク市、トゥルール・ハムル村、バッザーム丘、ザアタル丘北部、カフルズィーター市、スカイク村、フワイズ丘、アトシャーン村、ハスラーヤー村、ラターミナ町で反体制武装集団を空爆した。
またクナイトラート村・フナイフィス村間では、反体制武装集団を要撃した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市東部各所(カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区など)に対して早朝から20回以上の空爆を行い、7人が死亡、多数が負傷した。
ホワイト・ヘルメット(民間防衛隊)のイブラーヒーム・アブー・ライス氏がロイター通信(10月13日付)に述べたところによると、死者は13人にのぼるという。
これに対して、反体制武装集団はアレッポ市西部に対して砲撃を行った。
またアレッポ市北部のブライジュ村一帯の丘陵地帯では、シリア軍と反体制武装集団が激しく交戦した。
一方、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がバーズー丘、ハナースィル市西方で反体制武装集団の拠点、車輌を空爆した。
これに対して、反体制武装集団はアレッポ市スライマーニーヤ地区を砲撃し、子供2人が死亡、5人が負傷した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハウラ地方を砲撃、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダーイル町、イブタア町を空爆した。
一方、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がバルジャース農場一帯、ヌアイマ村西方、ヤードゥーダ村東部、西ガーリヤ村近郊でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
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ラタキア県では、SANA(10月13日付)によると、シリア軍が県北部のカッバーナ村、第1154地点、第1112地点、カフルサンドゥー村一帯で反体制武装集団の拠点を空爆した。
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イドリブ県では、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がガッサーニーヤ村、ジスル・シュグール市、タイイバート村、ハーン・シャイフーン市、マルジュ・アフダル村、カフルサジュナ村、タマーニア町、カフルルーマー村でシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍の拠点を空爆した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ダイルハビーヤ村を空爆・砲撃し、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
AFP, October 13, 2016、AP, October 13, 2016、ARA News, October 13, 2016、Champress, October 13, 2016、al-Hayat, October 14, 2016、Iraqi News, October 13, 2016、Kull-na Shuraka’, October 13, 2016、al-Mada Press, October 13, 2016、Naharnet, October 13, 2016、NNA, October 13, 2016、Reuters, October 13, 2016、SANA, October 13, 2016、UPI, October 13, 2016などをもとに作成。
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