アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍による人道停戦の前倒しを受け、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)支配下のアレッポ市東部に対する空爆は実施されなかった。
しかし、ホワイト・ヘルメット(民間防衛隊)のイブラーヒーム・アブー・ライス氏は、AFP(10月19日付)に対して、空爆はないが、砲撃は加えられているとしたうえで、「住民は政権とロシアを信用していないので、いまだに恐れている」と述べた。
これに関して、シリア人権監視団によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市旧市街で、シリア軍と反体制武装集団が交戦、またシリア政府支配下のマシャーリカ地区、反体制武装集団支配下のマルジャ地区が砲撃を受けた。
さらに、アレッポ市南西部の第1070集合住宅地区一帯でも戦闘が発生した。
一方、SANA(10月19日付)の特派員は、武装集団戦闘員多数が武器を棄ててアレッポ市東部から退去する一方、負傷者、病人、老人の一団も同地からアレッポ市北部郊外に非難したと伝えた。
彼らはいずれもシリア軍がロシア軍との調整して設置した通行所を経由して移動したという。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がスカイラビーヤ市を砲撃する一方、戦闘機(所属明示せず)がラターミナ町を空爆、子供4人が死亡した。
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ヒムス県では、ARA News(10月19日付)によると、シリア軍がタルビーサ市、ラスタン市を空爆した。
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イドリブ県では、SANA(10月19日付)によると、シリア軍がタマーニア町でシャーム・ファトフ戦線の拠点を空爆した。
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ダルアー県では、SANA(10月19日付)によると、シリア軍がダルアー市難民キャンプ地区一帯、カラク貯水場一帯、ビラール・ハバシー・モスク西部、アッバースィーヤ地区、ヌアイマ村などでシャーム・ファトフ戦線と交戦した。
AFP, October 19, 2016、AP, October 19, 2016、ARA News, October 19, 2016、Champress, October 19, 2016、al-Hayat, October 20, 2016、Iraqi News, October 19, 2016、Kull-na Shuraka’, October 19, 2016、al-Mada Press, October 19, 2016、Naharnet, October 19, 2016、NNA, October 19, 2016、Reuters, October 19, 2016、SANA, October 19, 2016、UPI, October 19, 2016などをもとに作成。
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