ダマスカス郊外県では、SMART News(10月19日付)などによると、シリア政府とムウダミーヤト・シャーム市で籠城を続けてきた反体制武装集団が停戦に合意、反体制武装集団戦闘員数百人が家族とともに、シャーム・ファトフ戦線が主導するファトフ軍の支配下にあるイドリブ県に向けて退去した。
退去したのは、戦闘員620人とその家族3,000人で、シリア政府が用意した大型バスに分乗してムウダミーヤト・シャーム市を後にしたという。
シリア政府はまた、退去を希望しなかった戦闘員の投降の期限を19日早朝に設定し、多くの戦闘員が投降したという。
ムウダミーヤト・シャーム市は、2015年10月26日にシリア軍によって完全包囲されていた。
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一方、ARA News(10月19日付)は、ドゥーマー市内で活動する複数の活動家の話として、シリア政府と反体制武装集団が、ドゥーマー市での停戦で原則合意したと伝えた。
停戦交渉は10月13日にドゥーマー市郊外の農場で開かれ、シリア政府の代表、イスラーム軍の代表(およびドゥーマー市住民)が協議、戦闘停止、逮捕者・捕虜の釈放などが確認されたという。
また、クッルナー・シュラカー(10月19日付)によると、シリア赤新月社と赤十字国際委員会の支援チームが、イスラーム軍などの反体制武装集団が籠城するドゥーマー市に人道支援物資(輸送トラック45輌分)を搬入した。
AFP, October 19, 2016、AP, October 19, 2016、ARA News, October 19, 2016、Champress, October 19, 2016、al-Hayat, October 20, 2016、Iraqi News, October 19, 2016、Kull-na Shuraka’, October 19, 2016、al-Mada Press, October 19, 2016、Naharnet, October 19, 2016、NNA, October 19, 2016、Reuters, October 19, 2016、SANA, October 19, 2016、SMART News, October 19, 2016、UPI, October 19, 2016などをもとに作成。
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