ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)はロシアを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣、同じくロシアを訪問中のイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と会談した。
ラブロフ外務大臣とザリーフ外務大臣が会談を行った後、ムアッリム外務在外居住者大臣がこれに加わり三者会談を行った。
会談後の共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は、イランとともに、シリアの主権、領土の一体性を確認、シリアでの「テロリスト」の殲滅、和平交渉再開、経済およいインフラの復興・復旧を遂行するために行動すると表明、「最後までテロリストを粛清する。西側諸国が「テロとの戦い」に言葉だけでしか対応していないなか、我々は最後まで行動を継続することを決心した」と強調した。
一方、アレッポ市一帯での戦闘に関しては、米国は「アレッポ市で、ヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と「穏健な反体制派」を率先して区別しようとしない…。穏健な反体制派をテロリストと同じように、合法的な標的とみなすときが来た」と強調した。
また、ムアッリム外務在外居住者大臣は、会談においてシリア・ロシア・イラン参加国の協調態勢が重要であることを改めて確認したとしたうえで、シリアでのテロとの戦いにおけるロシア、イランの支援に信頼を置いていると表明した。
ザリーフ外務大臣も、またシリアの主権、統一、独立の維持が必要だとしたうえで、シリア人自身がシリアの未来を決し、シリア人どうしの対話と「テロとの戦い」を通じて危機を解決すべきだと述べた。
『ハヤート』(10月29日付)、SANA(10月28日付)などが伝えた。
AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。
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