ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は声明を出し、11月4日の午前9時から午後7時までの10時間の「人道停戦」を実施し、アレッポ市東部に籠城する反体制武装集団に対して、武器を携帯したまま同地を退去することを認めると発表した。
声明によると、この退去のため、シリア軍は、トルコ国境地帯およびイドリブ県に続く回廊一帯から撤退することを誓約しているという。
ゲラシモフ参謀総長はそのうえで「ロシアはもはや、穏健な反体制派とテロリストを峻別すると誓約していた米国には期待していない」と述べ、「我々はそれゆえ、すべての武装集団の司令官らに直接対峙し、彼らに戦闘を停止し、武器を持ってアレッポから退去するよう呼びかけている」と強調した。
**
ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は記者会見で、ロシア・シリア両軍による合同軍事作戦の成果として、シリア領内の1万2,000平方キロの地域をテロリストから解放、約900の市町村がシリア政府との和解に応じていると発表、両軍が引き続きシリア国内での任務を効果的に遂行すると強調した。
AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月24日付…
イスラエル軍は午前11時36分…
イドリブ県では、テレグラムの「…
ハサカ県、シリア人権監視団によ…