アレッポ県では、SANA(11月9日付)によると、米国が「穏健な反体制派」とみなす武装集団がアレッポ市内のアレッポ大学キャンパスおよび学生寮を砲撃し、6人が死亡、24人が負傷した。
これに対して、シリア軍は予備同盟部隊とともに、アレッポ市南西部郊外一帯で反体制武装集団掃討作戦を継続し、戦略的要衝の一つヒクマ学校(バイト・ヒクマ学校)を完全制圧した。
シリア軍はまた、カフルナーハー村、アウラム・クブラー町、アウラム・スグラー村、マアッラータ村北部、アレッポ市ラーシディーン地区(第4、5区)、ダーラト・イッザ市南部を空爆した。
一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部および南西部のダーヒヤト・アサド地区およびその周辺、マンヤーン村一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がシャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦した。
またシリア軍がヒクマ学校一帯を制圧した後も同地一帯で戦闘が続いた。
**
イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月9日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がミシュミシャーン村を空爆し、女性と子供を含む8人が死亡した。
一方、SANA(11月9日付)によると、ファトフ軍がシリア政府支配下にとどまるフーア市を砲撃し、1人が死亡した。
**
ダマスカス郊外県では、SANA(11月9日付)によると、イスラーム軍がハラスター市郊外のパノラマ交差点一帯を砲撃し、1人が死亡、3人が負傷した。
**
ハマー県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍が県北部のズラーキーヤート村、ズラーキーヤート検問所、タイバト・イマーム市、ラハーヤー村、ミンタール検問所、ブワイダ村、ムーリク市およびその南部でファトフ軍と交戦した。
シリア軍はまたラターミナ町、カフルズィーター市およびその北部、スーラーン市北部、マアルカバ村などでファトフ軍の拠点を空爆した。
**
ダルアー県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がウンム・マヤーズィン町北部、ダルアー市郵便局一帯、カターキート工場一帯、ビラール・ハバシー・モスク西部、カラク地区などでシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
**
ラタキア県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がシャフルーラ村一帯で反体制武装集団と交戦した。
**
ヒムス県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がガントゥー市、サアン・アスワド村、イッズッディーン村で反体制武装集団拠点を空爆した。
**
ハサカ県では、SANA(11月9日付)によると、地元和解プロセスの一環で当局に投降した指名手配者216人が、2016年政令第15号に従い、放免となった。
AFP, November 9, 2016、AP, November 9, 2016、ARA News, November 9, 2016、Champress, November 9, 2016、al-Hayat, November 10, 2016、Iraqi News, November 9, 2016、Kull-na Shuraka’, November 9, 2016、al-Mada Press, November 9, 2016、Naharnet, November 9, 2016、NNA, November 9, 2016、Reuters, November 9, 2016、SANA, November 9, 2016、UPI, November 9, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
イドリブ県では、テレグラムの「…
イランを訪問中のバッサーム・サ…