『ハヤート』(11月22日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、シリア政府が、ロシアの後押しのもとに反体制派がシリアの首都ダマスカスで計画していた拡大会合の開催を拒否したと伝えた。
拡大会合は、シリア国内で活動する民主的変革諸勢力国民調整委員会が計画し、欧米諸国、サウジアラビア、カタール、トルコからなる「シリアの友連絡グループ」と一線を画すクウェートやオマーンといったアラブ諸国からの支援や、シリア政府との和平交渉における新たな反体制派の代表組織となることをめざしていた。
民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーズ代表が『ハヤート』に明らかにしたところによると、拡大会合は、反体制派統一の取り組みを貫徹させるとともに、アサド政権の存続を是とする「インフィターフィーユーン」と、体制転換と民主化をめざす「真の反体制活動家」を峻別することが目的。
民主的変革諸勢力国民調整委員会はこの構想を駐ダマスカス・ロシア大使に提示し、在外活動家のシリア訪問時の「政治面、安全面での保障」をロシアに要請、カイロ合意グループ、ガト潮流、シリア革命反体制勢力国民連立のメンバーらの招聘をめざした。
だが、ロシア側は、シリア政府が、在外活動家の安全をロシアが保障することを承諾しなかったと回答したという。
AFP, November 21, 2016、AP, November 21, 2016、ARA News, November 21, 2016、Champress, November 21, 2016、al-Hayat, November 22, 2016、Iraqi News, November 21, 2016、Kull-na Shuraka’, November 21, 2016、al-Mada Press, November 21, 2016、Naharnet, November 21, 2016、NNA, November 21, 2016、Reuters, November 21, 2016、SANA, November 21, 2016、UPI, November 21, 2016などをもとに作成。
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