イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などが主導するファトフ軍支配下のマアッラト・ヌウマーン市を空爆し、18人が死亡した。
また空爆はカフルナブル市でも行われ、子供3人と女性2人を含む26人が死亡、タマーニア町では「樽爆弾」などによる爆撃を行われ、子供4人を含む6人が死亡、ナキール村でも空爆で女性2人が死亡した。
空爆はこのほか、サルミーン市、ジスル・シュグール市、ハーン・シャイフーン市、カルサアー村、シャイフ・ムスタファー村、アービディーン村、ヒーシュ村、カフルサジュナ村、ラカーヤー村、ハーミディーヤ村、カンスフラ村などにもおよび、その回数は45回に及び、学校や市場が標的になったという。
一方、SANA(12月4日付)によると、シリア軍がカフルナブル市、カフルサジュナ村でファトフ軍の拠点を空爆した。
また、クッルナー・シュラカー(12月5日付)によると、シャーム・ファトフ戦線の布教局長アブドッラッザーク・マフディー氏の遺体がイドリブ市郊外で発見された。
遺体には拷問によると思われる傷跡がのこっていたという。
**
ラタキア県では、ARA News(12月4日付)によると、シリア軍がカッバーナ村一帯に侵攻し、反体制武装集団と交戦した。
**
ダマスカス郊外県では、ARA News(12月4日付)によると、シリア軍がマイダアーニー村一帯で反体制武装集団と交戦した。
**
ヒムス県では、SANA(12月4日付)によると、シリア軍がサムアリール村、ティールマアッラ村、クナイトラート村、ラスタン市一帯で、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
**
ハマー県では、SANA(12月4日付)によると、シリア軍がラターミナ町、カフルズィーター市でファトフ軍の拠点を空爆した。
また、ARA News(12月4日付)によると、シリア軍はフナイフィス村に侵攻し、反体制武装集団と交戦した。
一方、地元和解プロセスの一環で関係当局に投降していた元反体制武装集団活動家、兵役忌避者ら40人が、2016年政令第15号に基づき放免となり、クッルナー・シュラカー(12月4日付)によると、ハマー中央刑務所を出所した。
**
ダルアー県では、SANA(12月4日付)によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区、アルバイーン地区でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
一方、クッルナー・シュラカー(12月4日付)によると、南部戦線を主導するヤルムーク軍、ムハージリーン・ワ・アンサール旅団、ムウタッズ軍、ハサン・ブン・アリー旅団が統合し、「革命軍」を新たに結成した。
AFP, December 4, 2016、AP, December 4, 2016、ARA News, December 4, 2016、Champress, December 4, 2016、al-Hayat, December 5, 2016、Iraqi News, December 4, 2016、Kull-na Shuraka’, December 4, 2016、December 5, 2016、al-Mada Press, December 4, 2016、Naharnet, December 4, 2016、NNA, December 4, 2016、Reuters, December 4, 2016、SANA, December 4, 2016、UPI, December 4, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…