ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(12月28日付)によると、首都ダマスカスの水道供給源である水道施設を要するアイン・フィージャ町および同地一帯のバラダー渓谷で、シリア軍と、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘が続き、シリア軍の空爆・砲撃により、女性2人と子供2人を含む民間人15人が死亡した。
戦闘はアイン・フィージャ町、バスィーマ町、カフィール・ザイト村、ダイル・カーヌーン村、ダイル・ムクリン町一帯で行われ、クッルナー・シュラカー(12月27日付)によると、反体制武装集団は、フサイニーヤ村周囲の丘陵地帯の一部を制圧したという。
シリア人権監視団によると、シリア政府当局は、アイン・フィージャ市の水道施設に反体制武装集団が流し込んだという汚染物質(灯油など)の除去のため、同施設の稼働を現在も停止しているという。
こうしたなか、ダマスカス県カーブーン区、バラダー渓谷一帯、東カラムーン地方で活動するという武装集団が共同声明を出し、「合同防衛同盟」の盟約を結び、統合司令部を設置したと発表し、シリア軍による包囲解除、住民の強制移住の停止をめざして活動すると表明した。
AFP, December 27, 2016、AP, December 27, 2016、ARA News, December 27, 2016、Champress, December 27, 2016、al-Hayat, December 28, 2016、Iraqi News, December 27, 2016、Kull-na Shuraka’, December 27, 2016、al-Mada Press, December 27, 2016、Naharnet, December 27, 2016、NNA, December 27, 2016、Reuters, December 27, 2016、SANA, December 27, 2016、UPI, December 27, 2016などをもとに作成。
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