シャーム・ファトフ戦線のフサーム・シャーフィイー報道官はテレグラムを通じて声明を出し、30日にロシアとトルコの仲介のもとに発効したシリア政府と反体制武装集団7組織の停戦合意に関して、「我々は発表された停戦の準備も、署名も、交渉もしていない」と述べた。
シャーフィイー報道官はまた「(合意を)準備し、署名した者たちは、アサドの処遇がどうなるかについて文書でも口頭でも言及していないばかりか、この合意におけるいわゆる政治的解決というのは、犯罪者体制を再生産する枠組みのなかで進められるものだ」と非難した。
そのうえで「合意は、イランの民兵、ロシアの占領にすら言及しておらず、ロシアに至っては合意の保証人になっている」と指摘、「解決策とは、ジハードと忍耐をもって軍事的に犯罪者体制を打倒することだ。体制の支えを強化したり、再生産するような政治的解決は、6年におよぶ革命を生き埋めにし、その犠牲と血を無に帰するものだ」と強調した。
停戦交渉では、シャーム・ファトフ戦線と共闘する反体制武装集団7組織が、同戦線を停戦対象に含めようとしたが、ロシア、シリア政府はこれを拒否、トルコもこれに同調していた。
AFP, December 30, 2016、AP, December 30, 2016、ARA News, December 30, 2016、Champress, December 30, 2016、al-Hayat, December 31, 2016、Iraqi News, December 30, 2016、Kull-na Shuraka’, December 30, 2016、al-Mada Press, December 30, 2016、Naharnet, December 30, 2016、NNA, December 30, 2016、Reuters, December 30, 2016、SANA, December 30, 2016、UPI, December 30, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
イドリブ県では、テレグラムの「…
イランを訪問中のバッサーム・サ…