ロシア・トルコ仲介によるシリア政府との停戦に応じた反体制武装集団3組織を含む11組織は共同声明を出し、シャーム・ファトフ戦線、ダーイシュを停戦対象の「例外」としたロシア・トルコ仲介の停戦合意が「合意違反」だと主張(2016年12月31日)

ロシア・トルコ仲介によるシリア政府との停戦に応じた反体制武装集団3組織を含む11組織は共同声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム・ファトフ戦線を停戦対象から除外するとした「例外」に関して、「ロシア側高官による声明に驚かされた…。反体制派との合意に反している」としたうえで、いかなる「例外」をも拒否すると表明、「革命組織」の支配下にある地域へのシリア軍による停戦違反と空爆・攻撃継続を非難した。

共同声明を出したのは、シャームの民戦線、シャームの鷹、ラフマーン軍団、第1沿岸師団、イドリブ自由軍、イスラーム軍、ナスル軍、「命じられるまま正しく進め」連合、シャーム戦線、イスラーム殉教者旅団、イッザ軍。

うち、イドリブ自由軍、イスラーム軍、シャーム戦線は停戦合意に署名している。また、シャームの鷹、「命じられるまま正しく進め」連合はシャーム戦線に所属している。

Kull-na Shuraka’, December 31, 2016

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts