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国連人道問題緊急援助調整官はダマスカス郊外県バラダー渓谷の水源封鎖を戦争犯罪と非難(2017年1月5日)

国連のヤン・エグランド人道問題緊急援助調整官は、ダマスカス郊外県アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷でのシリア軍、ヒズブッラーなどの親政権武装勢力とシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団の戦闘により、アイン・フィージャの水源から首都ダマスカス(人口約550万人)への水道供給が遮断されていることに関して「戦争犯罪」に相当すると警鐘を鳴らした。

エグランド人道問題緊急援助調整官は記者会見で「ダマスカスだけで550万人が水道水を奪われるか、微量の水道水しか入手できなくなっている…。バラダー渓谷の水源が戦闘、破壊行為によって利用できなくなっているからだ」と述べた。

また「我々は現地に赴き、何が起きているかを調査したい。しかし、それ以前に水道を復旧したい…。水利施設の破壊剥奪行為は戦争犯罪だ。なぜなら、民間人はそれを飲料水として利用し、水道が復旧せずに病弊に来るのは彼らだからだ」と強調した。

ARA News(1月5日付)が伝えた。

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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