スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はスイスの首都ジュネーブで記者団に対して、トルコの首都アンカラとロシアの首都モスクワで、首都ダマスカスの主要な水源であるダマスカス郊外県バラダー渓谷でのシリア政府と反体制武装集団の停戦に向けた会議が開かれる予定だと述べた。
デミストゥラ氏は「アンカラで会議が開催され、また今、ロシアでこの問題を協議するための会議が行われている模様だ。それは二つの理由によるもので、第1に、ダマスカスに水を供給することが根本的な課題であり、また同様にもし問題が悪化したら、そのことがアスタナでの協議に影響を与えることになるからだ」としたうえで、「我々が得ている情報によると、バラダー渓谷の5カ村がシリア政府との(停戦)合意に至ったが…、2カ村、とりわけ水源がある地域が現時点で合意に達していないということだ。そのことが軍事面での事態悪化をもたらすかもしれない危険な状況だ」と述べた。
そのうえで、国連の技術者が、シリア政府が派遣予定の揚水施設修復チームに同行して支援する用意があると表明しつつも、そのためには「最低限の安全」が確保される必要があると付言した。
『ハヤート』(1月13日付)が伝えた。
AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Champress, January 12, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。
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