『ハヤート』(2月24日付)は、ヨルダンの対シリア国境地帯で、22日からヨルダン国境警備隊とジハード主義武装集団の戦闘が続いていると報じた。
軍消息筋は同紙に対して、国境警備隊と交戦している戦闘員はヨルダンのサラフィー主義集団に属しており、その一部は外国人だという。
これに関して、ヨルダンのジハード主義潮流指導者のムハンマド・シャラビー氏(アブー・サイヤーフ)は、『ハヤート』に対し、「さまざまな理由でヨルダンへの帰国を望む潮流メンバーがおり、なかには重篤の者もいる…。このなかの少なからぬメンバーが入国できたが、入国を禁止された者もいる」ことを明らかにした。
シャラビー氏はまた「一部のムジャーヒドゥーンは、ヨルダン国民であることを示す書類を提示したにもかかわらず、ヨルダンへの入国を完全に拒否された…。帰国を希望する者への体系的な政策があることは確実だ」と付言し、ヨルダン政府が国内でのテロに警戒しているとの見方を示した。
シャラビー氏によると、約1,500人のヨルダン人戦闘員がシリア国内で戦っているという。
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『ハヤート』(2月24日付)は、反体制筋の話として、欧米諸国が自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)によるサリーム・イドリース参謀長解任をめぐる対立を収拾すべく、「圧力」をかけ、イドリース前参謀長の復職を画策していると報じた。
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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は声明を出し、国連安保理決議2139号に関して「アサド政権がこの決議の文言に従わない場合、安保理に戻ることを躊躇しないだろう」と述べた。
AFP, February 23, 2014、AP, February 23, 2014、ARA News, February 23, 2014、Champress, February 23, 2014、al-Hayat, February 24, 2014、Iraqinews.com, February 23, 2014、Kull-na Shuraka’, February 23, 2014、Naharnet, February 23, 2014、NNA, February 23, 2014、Reuters, February 23, 2014、SANA, February 23, 2014、UPI, February 23, 2014などをもとに作成。
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