ムジャーヒディーン軍は声明を出し、イドリブ県、アレッポ県でのシャーム・ファトフ戦線によるムジャーヒディーン軍拠点への攻撃を厳しく「政権とその支援者への奉仕以外の何ものでもない」非難し、「シャリーアに基づく正統な権利」を行使し、徹底抗戦すると宣言した。
ムジャーヒディーン軍所属のダーナー大隊が声明を出し、シャーム・ファトフ戦線によるムジャーヒディーン軍の攻撃を厳しく非難した。
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シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、イドリブ県およびアレッポ県西部でのシャーム・ファトフ戦線によるムジャーヒディーン軍への攻撃を非難した。
声明で、シャーム自由人イスラーム運動は、米主導の有志連合によるシャーム・ファトフ戦線の基地・拠点に対する連日の空爆について「シャーム・ファトフ戦線を孤立させようとする計画を断固拒否する」としつつ「シャーム・ファトフ戦線による他組織への根拠と正当性のない攻撃は革命を終焉させようとする計画を実行しようとする敵に奉仕する行為だ」と非難した。
そのうえで、武力衝突に対処するため、兵力引き離し部隊を派遣し、各地に検問所を設置、シャーム・ファトフ戦線およびその他の武装集団の戦闘目的での往来を禁じると発表した。
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シャームの鷹旅団の司令官アブー・イーサー・シャイフ氏は、イドリブ県およびアレッポ県西部でのシャーム・ファトフ戦線によるムジャーヒディーン軍への攻撃に対し、「総動員」を呼びかけ、シャーム・ファトフ戦線への対決姿勢を示した。
また、ファトフ軍を実質統括するサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏はファトフ軍司令官7人とともに共同声明を出し、シャーム・ファトフ戦線に対してムジャーヒディーン軍への攻撃を停止するよう呼びかけた。
さらに、シリア・イスラーム評議会は声明を出し、シャーム・ファトフ戦線および同戦線を破門されたジュンド・アクサー機構に対して、アスタナ会議に出席している反体制武装集団への攻撃を控えるよう警鐘を鳴らした。
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ARA News(1月24日付)、イナブ・バラディー(1月24日付)などによるとは、複数の消息筋の話として、イドリブ県およびアレッポ県で活動するムジャーヒディーン軍がシャーム自由人イスラーム運動への吸収合併を決定したと伝えた。
イナブ・バラディーによると、シャーム自由人イスラーム運動のアフマド・カッラ・アリー報道官が、シャーム・ファトフ戦線のムジャーヒディーン軍への攻撃を受け、ムジャーヒディーン軍はシャーム自由人イスラーム運動に合流することを決定したことを明らかにしたが、ムジャーヒディーン軍側からの正式な発表はないという。
一方、ARA Newsが伝えたところによると、ムジャーヒディーン軍アレッポ県西部方面司令官が音声声明で、シャーム自由人イスラーム運動への忠誠を宣言したという。
AFP, January 24, 2017、AP, January 24, 2017、ARA News, January 24, 2017、Champress, January 24, 2017、al-Hayat, January 25, 2017、‘Inab Baladi, January 24, 2017、Iraqi News, January 24, 2017、Kull-na Shuraka’, January 24, 2017、al-Mada Press, January 24, 2017、Naharnet, January 24, 2017、NNA, January 24, 2017、Reuters, January 24, 2017、SANA, January 24, 2017、UPI, January 24, 2017などをもとに作成。
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