YPG主体のシリア民主軍はマンビジュ市一帯(アレッポ県)、ハサカ県南部でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年1月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンビジュ市郊外のジュッブ・マフズーム村およびタッル・ハウザーン村一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、ARA News(1月25日付)によると、ダーイシュの宗教警察(ヒスバ)司令官の一人でバーレーン人のアブー・アブドゥッラー・バフライニー氏がマンビジュ市南部のムスタリーハ村への潜入に失敗、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に投降した。

ARA News, January 25, 2017

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャッダーディー市南部郊外のファドガミー村一帯を砲撃し、2人が死亡、6人が負傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合がラッカ市郊外周辺地域を2度にわたり空爆した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を宣伝するアアマーク通信(1月25日付)が、ダーイシュがと西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、ラッカ市西部郊外のトゥワイフナ村、アブー・サフラ村、ジャアファル村、ジャアファル城、ジャルニーヤ村をダーイシュが奪還したと伝えた。

AFP, January 25, 2017、AP, January 25, 2017、ARA News, January 25, 2017、Champress, January 25, 2017、al-Hayat, January 26, 2017、Iraqi News, January 25, 2017、Kull-na Shuraka’, January 25, 2017、al-Mada Press, January 25, 2017、Naharnet, January 25, 2017、NNA, January 25, 2017、Reuters, January 25, 2017、SANA, January 25, 2017、UPI, January 25, 2017などをもとに作成。

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