シャーム・ファトフ戦線、ヌールッディーン・ザンキー運動、スンナ軍、アンサールッディーン戦線、ハック旅団のシャーム解放機構への統合(28日)を受け、シャーム自由人イスラーム運動の幹部多数が離反し、シャーム解放機構への参加を表明した。
シャーム解放機構の発足は、ムジャーヒディーン軍へのシャーム・ファトフ戦線の攻撃に端を発する、同戦線とシャーム自由人イスラーム運動の対立と、シャーム自由人イスラーム運動による複数の武装集団の吸収を受けたもの。
シャーム解放機構への合流を宣言したのは、シャーム自由人イスラーム運動の司令官の一人(軍事部門副代表)のアブー・サーリフ・タッハーン氏、軍事報道官のアブー・ユースフ・ムハージル氏、布教委員会研究局長のアブー・ファトフ・ファルガリー氏。
クッルナー・シュラカー(1月29日付)、イナブ・バラディー(1月29日付)などが伝えた。
また、ARA News(1月29日付)によると、「無所属の武装部隊多数」がシャーム解放機構に合流したという。
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シリア人権監視団によると、シャーム・ファトフ戦線、ヌールッディーン・ザンキー運動、スンナ軍、アンサールッディーン戦線、ハック旅団のシャーム解放機構への統合(28日)を受け、スンナ軍内で対立が表面化、一部がシャーム会報委員会への参加を拒否する声明を出した。
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ARA News(1月29日付)によると、シャーム解放機構はイドリブ県北部のバーブ・ハワー国境通行所制圧に向けて部隊を集結させ、対するシャーム自由人イスラーム運動側も抵抗の構えを見せているという。
AFP, January 29, 2017、AP, January 29, 2017、ARA News, January 29, 2017、Champress, January 29, 2017、al-Hayat, January 30, 2017、‘Inab Baladi, January 29, 2017、Iraqi News, January 29, 2017、Kull-na Shuraka’, January 29, 2017、al-Mada Press, January 29, 2017、Naharnet, January 29, 2017、NNA, January 29, 2017、Reuters, January 29, 2017、SANA, January 29, 2017、UPI, January 29, 2017などをもとに作成。
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