アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍およびヒズブッラーなどの親政権武装勢力からなる部隊と、「ロシアの戦車・装甲車からなる3個大隊」がバーブ市南部郊外のダーイシュ(イスラーム国)支配地域に対して二方向から攻撃を行い、「ロシアの大隊」が集中的に砲撃支援を行った。
この攻撃により、シリア軍とヒズブッラー戦闘員はバーブ市南部のアッラーン村を制圧した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が東カラムーン地方のルハイバ市近郊を空爆した。
また、ハジャル・アスワド市では、シリア軍、親政権武装勢力がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
このほか、シリア軍はスィーン航空基地一帯、ダマスカス県・ドゥマイル市・タンフ国境通行所を結ぶ街道一帯でダーイシュと交戦した。
一方、SANA(2月4日付)によると、シリア軍が予備部隊の支援を受け、スィーン航空基地東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して集中的な攻撃を加え、同基地一帯のマンスール1地点、マンスール2地点、第3大隊拠点、東部採石場、西部採石場などを制圧した。
これに対し、アアマーク通信(2月4日付)は、放棄された大隊基地(通称化学大隊基地)でのシリア軍との戦闘で、ダーイシュが無人航空機を使用して、シリア軍に対する空爆を行ったと主張した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャハール交差点近郊などタドムル市西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
一方、SANA(2月4日付)によると、シリア軍がダイル・フール村、カフルラーハー市、タッル・ザハブ町、タッルドゥー市でシャーム解放機構の拠点を攻撃した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(2月4日付)によると、シリア軍が予備部隊の支援を受け、ダイル・ザウル市南部一帯、サルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
シリア軍はまた、ジャフラ村などでダーイシュ拠点に対して空爆を行った。
AFP, February 4, 2017、AP, February 4, 2017、ARA News, February 4, 2017、Champress, February 4, 2017、al-Hayat, February 4, 2017、Iraqi News, February 4, 2017、Kull-na Shuraka’, February 4, 2017、al-Mada Press, February 4, 2017、Naharnet, February 4, 2017、NNA, February 4, 2017、Reuters, February 4, 2017、SANA, February 4, 2017、UPI, February 4, 2017などをもとに作成。
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