YPG主体のシリア民主軍が、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室とアレッポ県北部で激しく交戦(2017年2月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるタッル・リフアト市東部のシャイフ・イーサー村、マンナグ村・アイン・ダクナ村回廊一帯で未明、シリア民主軍が、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室と激しく交戦、トルコ軍がタッル・リフアト市、マルアナーズ村、マンナグ村、アイン・ダクナ村にあるシリア民主軍の拠点を砲撃し、シリア民主軍と交戦した。

戦闘は、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアフリーン市北部の国境地帯に侵入し、支配地域を拡大しようとしたことを受けて発生したという。

これに関して、ARA News(2月7日付)は、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が、バーブ市一帯のダーイシュ(イスラーム国)に対して過去最大規模の攻撃を加えたと伝えた。

AFP, February 7, 2017、AP, February 7, 2017、ARA News, February 7, 2017、Champress, February 7, 2017、al-Hayat, February 8, 2017、Iraqi News, February 7, 2017、Kull-na Shuraka’, February 7, 2017、al-Mada Press, February 7, 2017、Naharnet, February 7, 2017、NNA, February 7, 2017、Reuters, February 7, 2017、SANA, February 7, 2017、UPI, February 7, 2017などをもとに作成。

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