シリア軍は反体制武装集団が籠城するヒムス市ワアル地区を攻撃し、8人が死亡(2017年2月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団やホワイト・ヘルメットによると、シリア軍戦闘機が、反体制武装集団の支配下に留まるヒムス市内のワアル地区を空爆し、8人が死亡、24人以上が負傷した。

Kull-na Shuraka’, February 8, 2017


これに関して、ヒズブッラーの戦争広報局は、ヒムス市ワアル地区に留まる反体制武装集団の発砲に応戦するかたちで、シリア軍が同地の武装集団を砲撃したと発表した。

一方、SANA(2月8日付)によると、シリア軍がダイル・フール村、イッズッディーン村でシャーム解放機構の拠点に対して空爆を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がフライターン市各所、カフルハムラ村を砲撃し、男性1人が死亡した。

またアレッポ市西部郊外のザフラー協会地区にある裁判所一帯で、シリア軍、親政権武装勢力が反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月8日付)によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、2人が死亡、14人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(2月8日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、4人が死亡、3人が負傷した。

AFP, February 8, 2017、AP, February 8, 2017、ARA News, February 8, 2017、Champress, February 8, 2017、al-Hayat, February 9, 2017、Iraqi News, February 8, 2017、Kull-na Shuraka’, February 8, 2017、al-Mada Press, February 8, 2017、Naharnet, February 8, 2017、NNA, February 8, 2017、Reuters, February 8, 2017、SANA, February 8, 2017、UPI, February 8, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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