「モスクワ・プラットフォーム」(民主統一党以外のモスクワ・リスト)と「カイロ・プラットフォーム」(カイロ宣言グループ)の代表は、国連のアントニオ・グテーレス事務総長に書簡を送付し、ジュネーブ4会議に参加する反体制派の統一代表団の人選を実現できなかったと報告した。
書簡において、「モスクワ・プラットフォーム」と「カイロ・プラットフォーム」の代表は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表の要請に従い、ジュネーブ4会議に参加する反体制派統一代表団の人選を行うため、最高交渉委員会と連絡を取り合ったが、現時点で具体的な成果を得ていないことを明らかにした。
そのうえで、国連が反体制派統一代表団の派遣にこだわるのであれば、「モスクワ・プラットフォーム」、「カイロ・プラットフォーム」、最高交渉委員会、アスタナ会議に参加している武装集団がそれぞれ3人の代表を選出し、これに加えて女性などそのほかの勢力を加えて統一代表団を結成することを提案した。
『ハヤート』(2月12日付)によると、この構成案は、「カイロ・プラットフォーム」が書簡で最高交渉委員会に打診していたもの。
しかし、最高交渉委員会は、「モスクワ・プラットフォーム」、「カイロ・プラットフォーム」の代表団を1、ないしは2名のみ加えることを認めると回答し、折衝は決裂したという。
AFP, February 11, 2017、AP, February 11, 2017、ARA News, February 11, 2017、Champress, February 11, 2017、al-Hayat, February 12, 2017、Iraqi News, February 11, 2017、Kull-na Shuraka’, February 11, 2017、al-Mada Press, February 11, 2017、Naharnet, February 11, 2017、NNA, February 11, 2017、Reuters, February 11, 2017、SANA, February 11, 2017、UPI, February 11, 2017などをもとに作成。
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