ダルアー県では、反体制武装集団が「堅固な建造物」作戦司令室の名で声明を出し、ダルアー市で「屈辱でなく死を」の戦いを開始すると発表、SNN(2月12日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区に侵攻した。
ARA News(2月12日付)によると、これに対してシリア軍は「お前たちは屈辱を味わい、抹殺されるだろう」と銘打った作戦を開始し、徹底抗戦した。
『ハヤート』(2月13日付)によると、ロシアとヨルダンがシリア南部でシリア軍と反体制派を停戦させることで意見の一致を見ていたなかで、反体制武装集団による攻撃開始は、この思惑を裏切るかたちとなった。
SNNによると、作戦に参加しているのは「自由シリア軍の多くの大隊、旅団」で、シリア政府支配下のマンシヤ地区に対して激しい砲撃を加え、多数の民間人が死傷し、女性、子供、老人のほとんどは市外に避難しており、ダルアー市地元評議会が支援にあたっているという。
しかし、シリア人権監視団、SANA(2月12日付)によると、攻撃は、シャーム・ファトフ戦線(現シャーム解放機構)、ジハード主義武装集団を含む武装集団によるもので、戦闘はマンシヤ地区、旧税関地区で激しく行われ、反体制武装集団側が撃った迫撃砲弾複数発がシリア政府支配下のマンシヤ地区に着弾し、複数人が死傷したという。
またARA News(2月12日付)によると、シャーム・ファトフ戦線の前司令官の一人アブー・ライヤーン・マアーニー氏がマンシヤ地区東部にあるシリア軍拠点に対して自爆攻撃を行った。
一方SANAによると、この戦闘で、シリア軍は、スワイダーン街道、ミスリー交差点、ビラール・ハバシー・モスク、旧税関地区に終結する武装集団を撃退したという。
クッルナー・シュラカー(2月13日付)によると、この戦闘でシリア軍兵士3人、民間人3人が死亡したという。
また、SANAは、反体制武装集団が、ダルアー市マンシヤ地区、サハーリー地区を砲撃し、2人が死亡、9人が負傷したと報じた。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団、ARA News(2月12日付)によると、シリア軍、ヒズブッラーがブカイン市各所を砲撃し、子供1人が死亡、2人が負傷した。
またハズラマー村一帯、フーシュ・ナスリー村ではシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタウバ村を空爆し、少なくとも12人が死亡した。
またバーナ村一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。
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アレッポ県では、ARA News(2月12日付)によると、シリア軍がアレッポ市南部のハーン・トゥーマーン村を砲撃した。
AFP, February 12, 2017、AP, February 12, 2017、ARA News, February 12, 2017、Champress, February 12, 2017、al-Hayat, February 13, 2017、Iraqi News, February 12, 2017、Kull-na Shuraka’, February 12, 2017、al-Mada Press, February 12, 2017、Naharnet, February 12, 2017、NNA, February 12, 2017、Reuters, February 12, 2017、SANA, February 12, 2017、SNN, February 12, 2017、UPI, February 12, 2017などをもとに作成。
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